私は地震保険には加入していませんでした。
なぜなら、私の住む熊本には地震など襲ってこないと思っていたからです。
しかし、地震は何の前触れもなく熊本を襲いました。
我が家は築3年と新しかったので、家の躯体自体に大きな被害はありませんでしたが、壁のクロスに亀裂が入ったり、細かいところはあちこちやられました。
こんな時地震保険に加入していれば、多少は保険金がおりて、修繕の役に立ったかもしれません。
近所のお宅では地震保険に加入していたので、家の修理に役立ったなんて話を聞きます。
そもそも、地震保険ってどのくらいの人が加入しているんでしょうか?
地域別の地震保険加入率を調べてみました。
地震保険の都道府県別世帯加入率 (2014年度) (%)
都道府県 | 世帯加入率 | 都道府県 | 世帯加入率 | 都道府県 | 世帯加入率 |
---|---|---|---|---|---|
北海道 | 22.5 | 石川 | 23.5 | 岡山 | 20.5 |
青森 | 19.2 | 福井 | 24.2 | 広島 | 28.0 |
岩手 | 20.5 | 山梨 | 29.0 | 山口 | 22.4 |
宮城 | 50.8 | 長野 | 17.9 | 徳島 | 26.9 |
秋田 | 19.2 | 岐阜 | 32.5 | 香川 | 29.0 |
山形 | 19.3 | 静岡 | 29.0 | 愛媛 | 22.7 |
福島 | 26.8 | 愛知 | 38.7 | 高知 | 24.6 |
茨木 | 27.0 | 三重 | 26.6 | 福岡 | 32.0 |
栃木 | 25.2 | 滋賀 | 25.3 | 佐賀 | 18.2 |
群馬 | 19.0 | 京都 | 27.1 | 長崎 | 13.6 |
埼玉 | 30.0 | 大阪 | 30.0 | 熊本 | 28.5 |
千葉 | 32.4 | 兵庫 | 24.5 | 大分 | 22.1 |
東京 | 35.6 | 奈良 | 27.1 | 宮崎 | 23.5 |
神奈川 | 33.8 | 和歌山 | 23.9 | 鹿児島 | 24.1 |
新潟 | 20.1 | 鳥取 | 21.9 | 沖縄 | 14.0 |
富山 | 19.5 | 島根 | 14.6 | 全国 | 28.8 |
(出典:損害保険料率算出機構 地震保険保有契約件数・保険金額(2014年度末))
(注1)世帯加入率とは、2014年度末の地震保険保有契約件数を住民基本台帳に基づく世帯数で除したものです。
(注2)本表は居住用建物および生活用動産を対象として損害保険会社が取扱っている「地震保険」のみの数値であり、各種共済については含みません。
全国平均でみると地震保険の加入率は28.8%で多いのか少ないのかよくわかりません。
約4軒に1軒ちょっとの世帯が地震保険に加入していることになります。
驚いたのは我が故郷熊本県の地震保険の加入率が28.5%とほぼ全国平均と同じくらいだったことです。
正直こんなに地震保険に加入していたんだと感心してしまいました。
特徴的なのは宮城県が加入率50.8%と突出して高いことです。
東日本大震災が2011年(平成23年)に発生していますので、それを機に加入された世帯が増えたのではないでしょうか。
この調査が2014年度のものですので、熊本も今回の地震を機に加入率が増加するのではないでしょうか。
その他の特徴としては東京、千葉、神奈川、愛知といった地震のリスクの高い地域は加入率が高いですね。
意外なのは地震リスクが高い静岡がほぼ全国平均並みというのは意外です。