熊本地震で家の中は悲惨な状況になりました。
家具の転倒はもちろん、テレビなどの家電もダメになってしまいました。
地震後の家の中はまるで地獄絵図のようでした。
熊本地震はマグニチュード6.5、 震度7の前震が起こり、その28時間後にマグニチュード7.3、 震度7の本震が起こりました。
誰もが最初の前震を本震と思い、本震が起こるまでの28時間で家の中を随分片づけたんです。
私もそうでした。
本震の直前まで懸命に片づけたものが全て無駄になり、更に酷い状況になって被災者のモチベーションは極端に下がってしまいました。
大地震に襲われたらどんなに地震への備えと対策を行っていても被害は免れません。
しかし、地震への備えと対策を行うことでその被害を少しでも小さくすることはできます。
大したことではなく、ちょっとしたことで被害を小さくすることができるんです。
この章では屋内での被害状況から勘案した地震対策を説明します。