デマに惑わされない

東日本大震災でもデマが横行したようですが、熊本地震でもとんでもないデマがたくさん流れました。

本当に許しがたいことです。

発信元はツイッターが多いようですが、ツイッターは人災時の連絡などで便利な反面、このようなデマを拡散してしまうリスクがあるんですね。

どのようなデマが流れたか見ていきましょう。

 

動物園からライオンが逃げた

この話ははなっから信じませんでしたが、写真付きで流れていたそうです。

問題の投稿は以下のものです。

この投稿は神奈川県の会社員の男(20)によるもので、7月に逮捕されました。

悪ふざけにも程があります。

 

「イオンモール熊本」で火災

震源地に近い「イオンモール熊本」(熊本県嘉島町)で「火災が発生している」というデマが写真とともに流れました。

また、余計なことにフジテレビが特別番組の中で「イオンモール熊本で火災が発生したという情報があります」とアナウンサーが説明し、同内容のテロップも表示しました。

これに対しイオンが誤りであると指摘し、約20分後にアナウンサーが番組内で訂正をするというお粗末さ。

大手メディアもデマに惑わされるんですね。

 

川内原発で火事

鹿児島の川内原発が火事になったという悪質なデマです。

映画のワンシーンと思われる画像とともに投稿されたツイートで、九州電力が今回の地震で川内原発に異常はないと発表したことですぐに収束しましたが、東日本大震災で原発の被害か大きかったため、面白半分で投稿したのでしょうが本当に悪質ですね。

 

熊本の朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ

同様のツイートが複数のアカウントによって投稿されました。

1923年の関東大震災の際のデマをまねたものだと思われます。

 

12時間以内に本震と同じ規模の地震が発生する

本震後、近所の方と路上に避難していましたが、どこからともなくこのデマが広がっていました。

「気象庁が本震から12時間以内に同規模の地震が再度発生する可能性が高いと発表した」というものです。

うちの母もご近所の皆さん同様このデマを信じ込んでしまい、時計ばかりを眺めていました。

気象庁がそんなこと発表するかなと半信半疑の私は、スマホでいろいろな情報を調べてみましたが、それらしき情報は見当たりません。

しかし、このデマは瞬く間にこの近辺に広まり、みんな恐怖に陥っていました。

本震の12時間後の13時30分が過ぎると、近所の方々は良かったねと口を揃えて喜んでいました。

私自身はこの情報に懐疑的だったので複雑な思いでした。

このデマの出どころはわかりません。

大地震に被災して異常な事態に陥るとちょっとしたことに敏感になってしまうんですね。

 

以上が私の周りで流れたデマです。

地域によっては、もっと別のデマが流れていたかもしれません。

他人の不幸を喜ぶようなデマは本当に許しがたいです。

しかし、このようなデマがたくさん流れるのも事実です。

大地震に遭遇したら、情報は入手しにくいですしツイッターを通じてこのようなデマも流れてきます。

おかしな話は鵜呑みにせず、デマに惑わされないことが大切です。

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